夢見るデリジョン 222 View (2023-06-18 22:25)

2ndラウンドのモックドラフト(2023): 43位とドラフト外の候補

はじめに


今シーズンからは2way契約の枠が3枠に拡張され、43位の指名権はもちろんドラフト外契約の注目度は増している。ブレイザーズはおそらく1枠はBadjiに使うが、残りの2枠は今年のドラフトに使うかもしれない。もちろんこの辺りの選手に大幅な変化を期待するのは危険だが、それでもブレイザーズの弱点を補強するかもしれない魅力的な選手で溢れている。


将来への投資: ポテンシャル枠の候補


潜在能力が高い選手は43位でも多い。今年優勝したヨキッチは元々この辺りで指名されたことを考えると、全く無視ができるものではない。現状のブレイザーズにはベストフィットとは言えないが、2巡目で補強を狙わず、ポテンシャル枠を指名するのはいつでも歓迎だ。


青天井 Mouhamed Gueye (NCAA/Washington State/PF,C)


驚異的なポテンシャルをコンバインで見せつけたMouhamed Gueyeは、43位候補の一人だ。208cmの身長と長い腕を持つ彼はセンターとしてもプレーできる。その一方でスキルは高く、丁寧なハンドリング能力を持ち、ジャブステップからミッドレンジジャンパーを放つような高いクリエイト能力を誇る。そしてバスケ経験が3年半ほどしかないという噂もあり、ポテンシャルの高さが際立つ。彼にヨダレを垂らしているスカウトは少なからずいるだろう。


近代ビッグ Amdama Sanogo (NCAA/UConn/PF,C)


近代的なビッグに成長する可能性があるAdama Sanogoには、43位を使う価値がある。3PT/FT: 36%/76%と高いシューティング能力を持ち、パスも自然にこなすことができる。また、伝統的なビッグのようにリムランやローポストにも強みがある。身長はPFとしては低めだが、109%のウィングスパンでカバーすることが出来ている。何年後か後にチームに欠かせない選手となっている可能性がある。


隠し球 Osumane N’Diaye (Spain(2)/LEB Silver/PF,C)


無限の可能性を持つOsumane N’Diayeはシュミッツの隠し球かもしれない。211cmの身長で、ウィングのように動くOsumaneをドラフト外で獲得できるなら、放っておくのはもったいない。シューティングも19歳にしては安定しており、将来的にはデカいJeramiのようになっている可能性すらある。もちろんまだまだ戦力とは言えないが、ドイツ3部→スペイン2部と着実にステップアップを遂げている点は評価されるべきだ。


ピンポイント補強: 即戦力の候補


補強のために43位を使うこともできる。全てを解決するようなことを期待するのは危ないが、ピンポイントでブレイザーズを助けうる選手を何人か紹介しよう。


リバウンドマシーン Oscar Tshiebwe (NCAA/Kentucky/C)


桜木を彷彿とさせるリバウンドマシーンOscar Tshiebweは今のところ一番人気だ。少し足りない身長を長すぎる腕と、強靭なフィジカルで挽回し、驚異的なリバウンドマシーンとして存在感を表した。運動能力も高くディフェンスでもチャンスを得ることが出来るというのも大切なポイントだ。4年生として落ち着いており、とにかくメディア人気が高い。


マルチディフェンダー Toumani Camara (NCAA/Dayton/F)


守備力が光るToumani Camaraは、2度のオールディフェンシブに選ばれた。100kgの体重と高いアジリティで1-5番まで安定して守ることが出来る43位候補は貴重だ。しっかりとリバウンドが強い点も魅力的だ。もちろん得点能力は上位候補に少し劣るが、最低限のボール保持能力とパス能力があることも覚えておきたい。


器用なウィング Jordan Miller (NCAA/Dayton/SG,SF)


器用なJordan Millerは一年目からプレータイムを勝ち取れる才能だ。シュート、カッティング、ハンドラーとオフェンスにおいては何でもそつなくこなすことができる。そしてオフェンスだけでなくディフェンスでもオールラウンダーだ。天井は他候補に劣るが、ブレイザーズにはぴったりなピックだろう。


ハッスルプレイヤー Olivier-Maxence Prosper (NCAA/Marquette/F)


情熱的なハッスルプレイヤーのOlivier-Maxence Prosperは7ftを誇るウィングスパンでみんなを驚かせた。チームディフェンスをよく理解しており、チームの穴を埋める働きをする。オフェンス面でもクリエイトに弱点こそあれどオフボールで得点に絡む器用さがある。ブレイザーズに必要なのはこういった選手なのかもしれない。


有力な2way候補: 貢献できるドラフト外


先にも書いたように今年から2way枠が拡張され、各チームは冒険が可能になった。しかし、ブレイザーズはおそらく人枠をBadjiに使うだろう。Badjiはすぐに貢献できるとは考えづらいので、一人くらい貢献できる2way契約を狙いに行く可能性がある。


高校No.1 Emoni Bates (NCAA/Eastern Michigan/SG,SF)


高校時代No.1スコアラーのEmoni Batesのクリエーションは過小評価してはいけない。シューティング能力は高く、ドラフト外とは思えないクリエイト能力で、アイソレーションから得点を狙うこともできる。ボディーフレームから評価を下げてしまったが、バスケはウィングスパンで決まらない。


終わりに


今回紹介した選手たちは、ブレイザーズが取り得ると私が考えている選手たちだ。もちろん他のチームに行く事になる選手の方が多いが、この記事にここまで付き合ってくれた方が、ドラフト当日に2巡目まで楽しむことができたなら嬉しい限りだ。最後に何の参考にもならない素人のモックドラフトを載せる。


Toumani Camara
Emoni Bates
Osumane N’Diaye

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