夢見るデリジョン 1193 View (2023-12-18 17:20)
NBAドラフト2024 俺の#1プロスペクト | アレックス・サー
プロフィール
18GP 19.6min 9.8(18.1)pts, 4.9(9.0)reb, 1.1(1.9)ast, 1.9(3.5)stocks, 48%/28%/60%
(カッコ)内は36分平均のスタッツを表す。印象的なのは特にディフェンススタッツだ。彼のドラフトレポートはこちらにまとめたが、ここでは彼の特徴などについて幾つかのクリップと共に紹介する。
強み: ペリメータディフェンス
アレクサが最も評価されている点はディフェンスでの多様性だろう。ガードレベルのアジリティを持った7ftプレイヤーで、その能力は度々NBA経験者すらも苦しめる。
デラベドバもミスマッチであるはずのアレクサから逃げるようにピックを呼ぶ。
フィジカルも兼ね備えたスキルビッグのドライブにも強い。
強み: リムプロ-守備範囲
アレクサは運動能力だけでなく、長さにも優れウィングスパンは226cm(7ft5)と言われる。長さとアジリティは規格外の守備範囲を作り出す。
長い体からのリムプロテクトはセンターすら手玉に取る。BLK%は現在6.8%。
それでいて冷静でブロックに飛ばない場面もある。
強み: PnRディフェンス
ペリメータディフェンスの良さはPnRに対するディフェンスにも生かされる。アレクサはほぼ全ての選手を守ることができ、PnRに対しては常にスイッチが成立する。
長い腕を広げ、2メンゲームに対処することもできる。
強み: トランジション
オープンコートでは自らボールを運ぶことができ、トランジションにおいて脅威になる存在だ。
速さとサイズだけでなく、スキルも兼ね備えており、敵のチャージを掻い潜る。
速攻への意識が高く、運動能力が高いので、ロブスレットにもなる。
強み: シューティングポテンシャル
アレクサのハーフコートオフェンスの半分は、スポットアップシュートやPnPが占める。サイズからは想像できない、クイックでしなやかなタッチがオフェンスを支えている。
またC&Sを打つだけでなく、ギャップを攻めるのに十分なスキルを有している。
強み: カット-プットバック
残りの半分はカットからスコアする。特にダンカースポットを好むようだ。
質の高いカットは多くのプットバックをもたらす。
強み: ハッスル
アレクサはプレーをサボらない。攻守の切り替えは早く、積極的なリバウンダーで、ボックスアウトの意識も非常に高い。多くの人は彼をすぐに気にいるだろう。
強み: ストレッチポテンシャル
アレクサはできる仕事を増やそうとしている。これがどれだけ実るかは分からないが、良いことなのは間違いない。ハンドオフやポストの場面では印象的なポケットパスを出す場合がある。
また限定的にPnRハンドラーにもチャレンジしている。これがモノになれば脅威だ。
課題: キャッチ
このようなタイプの選手にとってキャッチの問題は深刻になり得る。これはOTEにいた時(昨年)に最も顕著に現れていた。NBLでは改善しているように見えるが、ガードのパス精度によってはキャッチに苦労する。
パスレシーブだけでなく、ドリブルからのキャッチにも少し問題がある可能性がある。オープンな状況では関係ないが、プレッシャーがかかるとミスが生じやすい。
課題: スクリーン
これまでのクリップで感じた人がいるかもしれないが、スクリーンが上手いタイプの選手ではない。
ただ、接触を嫌がるタイプでもないので、時間と共に改善する可能性は高い。実際に、ピックをかけようという意識はあり、かなり動く場合がある(それでもあまりかかってないが)。
課題: クリエイト
アレクサは他のTOP5候補と比べると、ややクリエイト能力で劣る。特に彼がセンターとしてプレーするにはポストアップの面で成長する必要がある。そもそもあまり選択をしないが、リム周りでのスキルも磨く必要がある。
リムへ到達する能力はあるように感じるが、フィニッシュムーブに課題が見られる。
課題: スタミナ-フィジカル
アレクサは自身の課題をフィジカルとスタミナだとインタビューに答えている。確かに彼はwildcatsで30分以上のプレー経験がないし、スクリーンの問題もここからきているのかもしれない。
また、このインタビューで長期的目標を(wildcatsで)プレーオフに出ることとしている。ドラフトよりも先に触れていることから彼の献身性が感じ取れる。とても18歳と思えない。
まとめ
アレクサは、多くの可能性を秘めている。同じフランスのウェンビーのような爆発力はないかもしれないが、より堅実的なプレイヤーだ。ブレイザーズが来る日のロッタリー抽選で1位を引けば、彼を選ぶ可能性が高い。
一つ前の記事:
Rip City Remixの紹介
ブレイザーズは下部組織としてRipCityRemixをついに発足させた。Gリーグチームの選手は基本的にリーグと契約する形にはなっているが、Remixは下部組織としての意味合いが色濃い。今回はそのRemixについて紹介する。
夢見るデリジョン 264 View (2023-11-21 16:54)
NBAドラフト2024 俺の推しプロスペクト① | カイル・フィリッポウスキ: フリップ・バスケット
NBA2024ドラフトの推しフィリップに関するフィルムセッション。サムネはYahoo Sportsより
夢見るデリジョン 1277 View (2024-01-25 00:30)