夢見るデリジョン 1277 View (2024-01-25 00:30)
NBAドラフト2024 俺の推しプロスペクト① | カイル・フィリッポウスキ: フリップ・バスケット
プロフィール
18GP 30.4min 18.2(18.1)pts, 8.9reb, 3.1ast, 3.1stocks, 51%/40%/70%
フィリップは得点能力とプレーメイクが輝くフロントコートだ。彼のドラフトレポートはこちらにまとめたが、ここでは彼の特徴などについて幾つかのクリップと共に紹介する。
強み: ポストオフェンス
フィリップは自らをフリップと呼ぶように、背面を向けたポストプレーを最も得意とする。彼のポストムーブはとても多彩で、力強く洗練されている。華麗なステップワークでクルッと回ってイージーショットを決めたり、ターンアラウンドから柔らかいジャンパーを沈めたりする。おそらくポストプレーで彼に敵うルーキーはいない。
強み: プレーメイク
フレッシュマンのシーズンからプレーメイカーの片鱗を見せていてフィリップの才能は一気に開花した。卓越した視野とIQで多くのイージーバスケットを演出する。天才的なパスは非常に多くの場面で発揮される。特にロールマンとして脅威を発揮し、カッターへのパスは芸術的だ。
彼のプレーメイクの能力はポストプレーをもう一段上に昇華させる。ポストプレイメイカーとしてリーグの有数の位置につける才能がある。ポストから極めてカジュアルにコーナーへパスを送る。
強み: ペリメータースキル
この7フッターは時々スキルフルなウィングが見せるようなペリメータースキルを披露する。キレのあるムーブと打点の高さが組み合わさり、相手はシュートが落ちるように祈るしかない。
ペリメータースキルはドライブにも生かされる。スポットアップから滑らかなカウンタードライブでリムを脅かす。
強み: シューティング
度々3Pショットがクリップに登場しているが、フィリップは2年目で3P%を大きく改善した(28%→40%)。これは彼のゲームに大きな影響を与えた。スポットアップはもちろん、ピックアンドポップから3Pショットを沈める。プレーエリアを広げ、得意のポストでの選択肢を増やした。
課題: フィジカル
114キロでがっしりしているので、目立ってはないが、意外と当たり負けることが多い。リバウンドのポジション争いで転倒することも珍しくない(高さがあるのでリバウンド自体は強い)。
またピックをかけた際にガードとの衝突で後ろによろけることがある。NCAAのレベルでは正直問題ないが、NBAではやや苦労するかもしれない。
課題: フィニッシュ
華麗なステップワークでチェックを掻い潜り得点を重ねるが、プレッシャーを掻い潜られずにコンタクトを受けた状態でのフィニッシュに課題が残る。これはフィジカルの課題からくるものかもしれないし、場合によってはリムからやや離れた場面でのタッチを鍛える必要がある。2P%は52%だった。ミドルもかなり打つ選手だとはいえビッグマンにしてはやや物足りない。
まとめ
最も過小評価されているプロスペクトの一人であるフィリップはオフェンス面で最高の成果を出すかもしれない。ビッグマンとは思えないペリメータスキルやインテリジェンスはフロアに落ち着きを与える。そして卓越したパスセンスは彼のポストアップゲームをもう一つ上のレベルへ押し上げた。ブレイザーズはシューターとインテリジェンスを必要としている。まさにフィリップはブレイザーズにぴったりだ。
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