夢見るデリジョン 155 View (2024-02-09 11:22)

TDL2023-24 振り返り

ムーブ① Ashton Hagansとの10日間契約



Ashton Hagansはブレイザーズと10日間契約を結び、NBAデビューをする。サマーリーグから帯同していたプレーメイカーで、Gリーグのオールスターにも選出された。特にアシストが売りで2桁試合出場している選手の中でのアシスト王だ。


スタッツ



先日、Shaedon Sharpeはコアマッスルの手術を発表しており、よほどのことがない限りは2ヶ月はアウトになる。ガードが手薄になるためアシュトンをサインしたと考えられる。フルゲームはこちら。



ムーブ② Dalon Bantonの獲得



POR
Dalon Banton

BOS
2027年2巡目TOP55プロテクト


Dalon Bantonは206cmと長身ながらPGとして登録されている。また、リンク先の契約に記載されている通り、2年目はTOとなっているためブレイザーズのリスクは少ない。ここまでの3年間で活躍の場を減らしてしまっていたようだが、今年はGリーグで素晴らしいパフォーマンスをしている。


スタッツ



ハイライトしか見ていないので浅い感想しか言えないが、まじで長い。あとPGというよりウィング寄りな気がする。うまくいけば化ける可能性はあると思う。


予想されていた動き ブログドン動かず


ブレイザーズのペイロール(2024-25)


ルーキースケールサラリー(2024-25)


ブレイザーズは現在4枚の指名権を抱えているが、タックスラインは結構近く、6milしか空いていない(現実的に8-10milまでは空けられる)。もし仮に1位指名権を手に入れれば、初年度のサラリーは10.5milを超える。4つの指名権を全て使い切ればそれだけで19milを使うことになる。つまりは13mil近くを空ける理由があるということだ。そのため、主にブログドンをエクスパイアリングコントラクトに変えて、サラリーダンプする動きが最も予想されていた。


しかし、動かなかった。理由は2つ考えられる。まずクローニンは会見で幾つかのオファーがあったが、指名権よりも選手を好んだと話している。そして、今のロースターに満足し、ゆっくり作り上げたいと捉えられる発言をしている。



ブログドンが若手に良い影響を与えているという話は多い。クローニンの会見から読み取れるのはその「好影響が、サラリーダンプやピックよりも上回ると判断した」ということだろう。2つ目の理由は、1巡目指名権を含むオファーが無かった可能性が高いことだ。



ベストターゲットと思われていたNYKはボヤンとアレックバークスを獲得したが、そこに1巡目指名権は含まれていなかった。もしブログドンへオファーをしていたとしても、おそらく1巡目は含まれていなかっただろう。このような状況があると仮定しても、やはり「ブログドンの与える好影響が、サラリーダンプやピックよりも上回ると判断した」と言える。


今後の動き


先述したようにブレイザーズは依然として指名権の問題を抱えている。もし全ての指名権を使うならば13mil程度のサラリーダンプが必要になる。1巡目指名権だけでも、1位を引くとすれば9milのダンプが必要だ。TDLは終わり、オフシーズンにこの課題は持ち越された。オフシーズンに予測される動きは以下の3つだろう。


指名権の整理

サラリーが減るトレードを行う

TEを持つチームとトレードを行う

最も現実的なのは1と2のハイブリットだ。2だけでは、キャップを空け切るのは難しく、3は選択肢がかなり狭まる。ここでは、具体的に1でどういう動きが想定されるかを考えていこう。


将来の指名権に変える

指名権を利用したロースターのアップグレード

ブレイザーズが持っている指名権はいずれも価値が非常に高い。自前は1位指名権に変わる可能性があり、GSWのピックはリスクはあるとはいえロッタリーピックだ。2巡目指名権と聞くと残念に感じるが、2枚とも30位台が予想される。つまりは1巡目4枚と言っても過言ではないわけだ。つまり、他チームもここに食いつく理由がある。


これは根拠ない予想だが、私は1巡目指名権のどちらかを未来の指名権に変えると思う。もちろん2巡目も変える可能性は高いが、1巡目指名権を未来のピックに変えれば、サラリーダンプの制約はかなり緩くなるからだ。


終わりに


とりあえずTDLを抜け、一安心ですね。まだ、10日間契約や、Duop周りでロースターの変更は行われる可能性が高いですが、一旦はこれで確定です。後半戦も楽しみましょう。


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