オフボール

　オフェンスでは常に動き回り、得点の機会を探る。伝統的なビッグマンのような動きをすることもあれば、ムービングシューターのように振る舞うこともある。プットバックにも積極的で、オフボールでの選択肢が非常に広いと感じる。またロールプレイヤー寄りの選手にしてはオンボールスキルも高い。

シューティング

　スムーズの権化のようなスムーズさで40%の3Pショットを決める。これはここ二年間で安定している。FTも86%で決めていて、シュート力の高さが伺える。腕も長く、ディフェンスとの距離をあまり気にしていないようだ。

ディフェンス多様性

　1-4番までをしっかり任せられる選手。センターや大きいPFにはやや押し込まれる印象があるが、NCAAではガードは簡単にいなすことができる。スピードと長さを兼ね備えたディフェンダーで、スティールも多い(STL%:2.3%)。

フィジカル

　ディフェンスで多様性を見せている一方で、フィジカルはPFの中では劣ってしまう印象を受ける。強いPFやCには簡単に押し込まれており、NBAでどういう立ち位置になるか、彼の強みであるディフェンスに少し懸念が残る。
　リバウンドの数字も去年までは良いものではなく、力負けしているためであろう。ただ、リバウンド意識は非常に高く、ボックスアウトも常に心がけている。

2巡目予想のビッグウィングで、タイプとしてはバリにかなり近いと思う。シルバはシューターとしての役割が重要なので、そこは違いであろう。ブレイザーズのウィングは充実してきたが、シューターはまだ安定していない。2巡目で獲れるのなら狙う可能性は高い。