フットワーク

　軽快なステップでペイントのディフェンスを掻い潜り印象的なフィニッシュを決める。守備が硬いときにはクルッと回ってターンアラウンドジャンパーを打つこともできる。

シューティング

　非常に速く、安定したシュート力が特徴的な選手だ。今シーズンは7試合現在で1試合平均8.4本の3Pを試投し、48%で決めている。これは流石に調子が良いとは思うが、5年間のカレッジ平均でも38%を記録している。プルアップもお手の物で、ショットレンジもかなり広い。

リバウンド

　サイズは平均的だが、運動能力が高く、見た目の割によく取れている(DREB%: 13.9%)。

プレーメイク

　PnRハンドラーとしては十分な能力を持っており、ショートパスは非常にうまいと感じる。ターンオーバーも少なく安定しているが、目を見張るアシストは出てこない印象だ。数字もPGとしては物足りないAST%: 19.5%だった(30%程は欲しい)。この数字は5年間のうち、ここ2年で安定しており、大きな飛躍は期待しづらい。

ディフェンス

　私はあまり気にならなかったが、リファレンス先含め多くのところで指摘されているので載せておく。190cmというサイズがディフェンスでマイナスを背負ってしまうのは仕方のないことだ。

サイズと年齢

　PGとしては平均的だが、先にも書いたようにSGに近い。そしてSGとしては小さいと言わざるを得ない。実のところ評価が上がりきらない理由はここかもしれない。また、私は基本気にしないが、5年間カレッジでプレーしており、ルーキー年に24歳となることは留意しておく。

スコアリングガードとしては最も確立された即戦力ピックだ。得点は高いシュート力、ペリメータスキル、フットワークからくるもので、NBAでも大丈夫だろう。2menゲームであれば十分なプレーメイク能力を有しており、6man候補としてブレイザーズが興味を持つ可能性は0でない。