プレーメイク

　視野が広く、自らのドライブで生まれたギャップを見逃さずにパスを出す(AST%:39%)。キックアウトパスの精度も良く、ターンオーバーが少ない(AST/TO 3.4)。得点力もあるが、基本的にはパスファーストな選手。

シューティング

　力を溜め込んで解放するようなシュートフォームでリリースは速い。身長含めて打点はやや低く見えるが、あまりディフェンダーとの距離は気にしていないようだ。オフボールでは重要なムービングシューターで、流れの中で決めることができる。またNBAラインからも躊躇わず打っている。さすがに落ち着いてくるとは思うが、6試合時点で平均4.7本の3Pアテンプトを50%で決めている。FTは75%だ。

クリエイト

　一人で何でも打開する1stオプションタイプではないが、2,3番手としては十分な能力があると感じる。スピード、ハンドリング、ジャンパーが揃っているためだ。

ギャンブルディフェンス

　チーム方針だと思うが、ケンタッキーのガードは手が出る選手が多い。実際STL%は素晴らしく3.5%を記録しているが、やや野心的すぎるように感じる。パスカットを狙いすぎて簡単に抜かれる場面が目立つ。ファールも多く、36分平均で3.2ファールしている。

やや注目度が少ない気がするが、ディリングハムのスコアリングガードとしてのポテンシャルは見逃せない。うちにはスクートがいるので、トップターゲットではないが、ドラフトは常にベストアヴェイラブルであるべきと思ってる私にとってはあり得ない選択肢ではない。