運動能力

　爆発的な運動能力とスピードをプレーに活かしている。スクリーンをくぐり抜け、カットしたマークマンをブロックしたり、コーナーC&Sをブロックしたりと特異な能力を感じる。

ペリメータディフェンス

　クイックネスがかなりある。ガードのクロスオーバーに瞬時に体を回転させ、ドライブを止める。余計な手が出る様子もなく、非常に落ち着いたディフェンダーだと思う。ケンタッキーは優秀なガードが多いが、それでもなおハンドラーを任されることが多い。おそらく今年のケンタッキーのディフェンスを支えてるのは彼だろう。

チームディフェンス

　相手選手のシュート能力を頭に入れ、賢くディフェンスしている。1対2の状況でも抗うことができている。PnRでビッグマンがフリーになると適切にヘルプに行き、ローテーションを回す。ヘルプによって外で選手がフリーになっても、クローズアウトの猛追が待っている。

ハンドリング

　トッププロスペクトのウィングとしてはハンドリングがややおぼつかないような印象を受けた。トランジションの場面で、相手ディフェンダーに並ばれると一人で運びフィニッシュまで持ち込むことはできない。

フィジカル

　見た感じ細くはないが、86kgと言われる体重は200cmを超えるウィングとしてはやや足りない。このフィジカルが原因かリバウンドは積極的な割に良い数字ではない(TRB%:9.5%)。もちろんハンドラーのディフェンスを任されることが多いのも理由の一つであろうが。真のヴァーサタイルディフェンダーになるにはフィジカルの強化が必要かもしれない。

クリエイト

　先にも書いたが現時点では、トッププロスペクトのウィングとしてはオフェンスでの役割が持てない。また、運動能力が魅力のウィングにしてはややフィニッシュスキルが乏しいような印象を受ける。ただシュート自体は上手いので、オフェンスを滞らせるような選手ではない。オンボールでインパクトを出すタイプの選手の横に並べたい。

ESPNのプロスペクトランキングではしばらくかなり上位にいるようだが、個人的な意見ではもう少し落ちてくる。ディフェンシブウィングで、うちには間違いなくフィットするだろう。スクートとシャープは今の所、ディフェンスが上手いとは言いづらいが、オフェンスではギャップを作り、扱うことができるので、エドワーズにとっても良い環境だと思う。TOP5ピックを使うべきではないと感じるが、それより低いピックならベストな選択肢になるかもしれない。フィジカルの強化を考えると、やや時間がかかりそうだが、うちには待つ時間がある。