運動能力

　スピード、跳躍力、サイズ全てが揃っている。ガードらしからぬダンクには大きく惹かれる。とにかく裏に抜け出した時の破壊力は絶大だ。

ディフェンスポテンシャル

フォワードのサイズとガードのクイックネスを持ち合わせた特異な選手だ。1-4番まで守れるようになる可能性があり、ベンシモンズのようなディフェンスインパクトを残すかもしれない。さらに、先述したようにサイズと跳躍力があるので、リバウンドではガードとは思えない価値を出すことができる。

シューティング

　シュートフォームはスムーズで中々に早い。なので、ディフェンスとの距離はあまり気にしていない様子だ。デビュー戦では2本の3Pを沈めた。サイズがあるガードで外が上手い選手はすごく貴重だと感じる。

ターンオーバー

　プレッシャーがかかるとハンドリングミスが生じてしまう。オールコートでつかれるとボールを運ぶことは、現状では厳しい。また、同じように積極的なPnRディフェンスに苦しめられている。トラップにかかると、簡単ターンオーバーしてしまう。そしてパスの精度もイマイチかもしれない。

NBA Ready

　ターンオーバーの問題もあるが、ディフェンス面でも余計なファールが少し多い。多くのポテンシャルを感じると共に、爆発的な運動能力をまだ制御できていないような印象を受ける。正直現時点ではガードとして計算できるかは怪しいところだ。今はNBLでの成長を楽しみたい。

言ってしまえばすごく好きな選手だ。そこはかとないポテンシャルを感じさせるウィングライクなポイントガードで、似たようなタイプではシェイドンやルペアがいる。でも彼らとは少し役割が異なりそうだ。ブレイザーズは先に述べたようなルペア、そしてバジやバトラーにチャンスを与えており、長い時間待つ覚悟がありそうだ。そんなブレイザーズなら2巡目のピックを現状課題だらけの彼に使うかもしれない。