ディフェンス

　秀でたスピード、俊敏性を持つ堅実なディフェンダーだ。ガードのドライブに対して正対して動き、バネの力で跳ね上がりショットをブロックする。オフボールの貢献度も高い。積極的なインターセプターで、正しくローテを守り、チームに貢献する。スクリーンを掻い潜るのも上手い。2年連続でSTL%/BLK% は 3.4%/2.0%を共に超えている。

パス

　トッププロスペクトからは見劣りするが、堅実なハンドリング能力と広い視野、高い献身性、パス精度を持っている。AST%は2年連続で30%を超え、3年目のTOV%は15%を下回った。

フィニッシュ

　体が強く、コンタクトされても決めきることができる。上手く中に切り込んだ時には脅威となる。

ペリメーターショットクリエイト

　ドライブはキレがあり、早い。ただジャンパーはゆっくりで、プルアップで打つ場面はあまり見られない。

シューティング

　リファレンス先ではむしろ褒められているが、私はまだ向上が必要だと感じた。確率は35%と良かったが、77アテンプトは十分ではない。オフェンスでは3ポイントラインより前にいることも多い。とはいえ年々試投数を増やしているので、4年目が楽しみだ。

ブレイザーズのPGの軸は間違いなくスクートだろう。スクートと共存するには高いディフェンス能力と献身性が必要だと考えると、少し小さいがビークマンはピッタリだ。得点能力は高くないが、控えとしてゲームを回すには十分だろう。ブレイザーズが十分狙いうるプレイヤーだと思う。