シューティング

　206cmと恐らく108-110%に迫るようなウィングスパンがあり、打点がかなり高い。そのため、ディフェンスとの距離をさほど気にせず高確率(38%)の3Pショットを放てる。また、オフボールもよく、高さがあるランニングシューターと言える。

スポットアップ

　ストライドが広く、スポットアップからのドライブは中々の威力がある。また、少し逸れるが、ハンドリングは並のPFより上手く、トランジションでは一人でボールを運ぶこともできる。ここが１番のポテンシャルだろう。

オフボール

　ディフェンスでもオフェンスでもオフボールが良いと思う。得点源はオフボールプレーだ。ディフェンスでは、ドライブを邪魔する意識が高く、見た目の印象よりスティールがかなり多い(3.1%)。

リムプロテクト

　サイズがあり、ヘルプお積極的だが、ブロックは滅多に記録しない(BLK%:1.0%)。よく言えば、堅実なディフェンスをしているが、悪く言えば、せっかく来ている割にはリムでの影響力が小さい。

リバウンド

　PFとしてのリバウンドは期待できない。一般的なSFレベルの影響力だと言える(REB%:9.2%)。またこの傾向はNBAでより顕著になる可能性がある。リバウンドへの積極性はある方なので、先述のリムプロテクトの問題と合わせて、ややフィジカルが足りていないかもしれない。

クイックネス

　ウィングとして使うにはクイックネスが足りないと思う。ただ長さがすごいあるので、フランスリーグではやや下がって対応することができている。NBAでどうなるか見てみる必要がある。

NBAでもまだ珍しいビッグシューターで、そういった面ではいきなりでもチームに貢献できると感じる。また、若干のクリエイト面でのポテンシャルを感じ、ロールプレイヤーに収まらない選手になるかもしれない。魅力的なウィング-フォワードが揃っているブレイザーズではあるが、彼に賭ける選択肢はあると思う。