208 View
Comparison
Tim Hardaway Jr.
Strength
2年目のシーズンでシューティングスタッツを大きく向上させ、3Pは4.35アテンプトで41%の高精度とした。また、FTは2年連続で80%以上を記録するなどこのシューティング能力は信じて良いだろう。ただ、プルアップからタフなシュートを決めるスーパーシューターではなく、スポットアップ寄りのシューターであることは覚えておく必要がある。
得意のディープや、スクリーンを使ったミッドレンジなどオフェンスのポテンシャルは高いが、彼は無理なプレーを好まない。この部分はリファレンス先でも褒められており、自分のできる範囲のプレーを選択し続ける。USG%:21.3% & TS%: 57.6%という記録が彼のセレクションと能力の高さをよく表している。
アイソレーションスコアラーというタイプではないが、高いシュート力、よく磨かれた基礎的なスキルを持ち合わせ、スポットアップシューターとしては理想的だ。もちろんスペースがあれば40%の3Pを決め、時にはフェイクを交えて、ディフェンダーを簡単に交わしてミドルレンジから落ち着いたスコアをする。
また、ピックを使って自らのシュートチャンスを作り出すことにも長けている。エースタイプではないが、スコアリング面では今すぐNBAに通用するだろう。
Weakness
まだまだNBAレベルではないという指摘がリファレンス先でなされている。ただ、ウィングスパンは106%以上と、十分な長さがあるので、ポテンシャルはある。試合を見ていて感じるのは、フィジカルが弱いことと、運動能力がそこまで高くないことだ。特に敏捷性があまり高くなく、カレッジレベルのガードにも抜かれている様子が見られたのは少し気になる。また、試合ではあまり確認できなかったが、おそらくウィング以上のプレイヤーには簡単に押し込まれてしまうだろう。
シューティングフォームはスムーズだが、少しリリースが遅い。これがプルアップからのシュートを増やしきれていない要因だろう。NBAレベルでは少しアテンプトが減る可能性は否めない。
シューターと考えれば悪くないゲームメイク能力を持ち合わせているが、サイズを考えるとコンボガードとしてプレーできるのが理想だ。2年目の今年TOV%を20.5%→11.24%と大幅に改善させた。しかしながら、AST%は改善しておらず15%だった。現状でも十分なハンドリングスキルを持っているなど、もちろん成長する可能性もあるが、現状ではあまり期待できない。実際にフルゲームを見てみても時に目を見張るパスを見せている。特に積極的なPnRディフェンスに対して、よくボールを保持し、ロールマンにパスを出していた。
For Blazers
結構評価が上下している選手であり、最高では25位予想も見られたが、基本的にはドラフト外の予想だ。私の意見では、23位指名を使うには、少しもったいないと感じるが、43位は十分指名レンジに入る。特にドラフト外であれば、最も1年目から試合に貢献する可能性がある。うまく適用すれば、1年目から怪我人が出た時などに10-15分くらい試合に出れるかもしれない。
Highlight
Full Game
Reference
https://www.si.com/nba/draft/prospect-profiles/nba-draft-scouting-report-creightons-trey-alexander