フィニッシュ

　フィジカルでコンタクトを吸収しながらフィニッシュする。どちらの手でも快適にダンクができ、ペイントエリア内でのスピンムーブも誉められている。数字を見てもリム周りのショットがアテンプトの90%以上を占め、効率も71%と優れたフィニッシューだとわかる。

運動能力

　PFを務めるのに十分なサイズと、爆発的なアスレチズムを併せ持つ。リムプロテクトに特に大きな強みを持つボナだが、高い敏捷性は多くのディフェンスパターンを可能にしている。

ポストプレー

　昨年は課題が見られたオフェンススキルについても、ポストプレーを中心に大きな改善が見られた。UCLAオフェンスの中心の一つとなるポストプレーはダブルチームへの反応に課題が残るものの、NBAで生き残るキーになる可能性がある。

シューティング

　3P%は9試合時点で21%だった。サンプルは少ないが、ワイドオープンが主なので、シュート能力は工場が必要であろう。とはいえFTは71%で決めているので、ポテンシャルはあると思う。シュートフォームはスムーズだが、やや遅い。

オフェンス

　オフェンスは正直NBAレベルでは期待できない。というかカレッジでも活躍してるとは言い難い。ディフェンダーに対面してリムに到達することができず、リムから離れた場面でのタッチも乏しい。得点源は完全に演出されたロールマンオフェンスで、ショートロールも期待しずらい。ディフェンスで生き抜く選手になる可能性もあれば、オフェンスに食われる選手になるかもしれない。

リムプロとしての影響力はライブリーに次ぐものがあり、2巡目が予想される選手の中では際立っている。ただ同時に、似た課題も見られ、スケールダウンすることを考えると、即戦力とは正直言いづらい。2巡目で狙うべきかは意見が分かれるが、ビッグが足りないブレイザーズとしては他にビッグマンを獲得できれば、十分指名圏内だ。