フィニッシュ

　フィジカルを利用した力強いフィニッシュが魅力。サーカスショットを決める柔らかさはないが、確実に仕事をこなす。多少のコンタクトは押し込むことができる。カットも的確で、ロールマンとして一定の活躍が期待できる。2P%:64%

ディフェンス多様性

　1-2番につくのに十分なスピードと4-5番を守るのに十分なフィジカルを持ち合わせている。腕を伸ばし、パスレーンを脅かしながらディフェンスする。スクリーンを掻い潜るのもかなり上手い。ディフェンスのレベルはかなり高い。

プレーメイクポテンシャル

　アリゾナに来てからAST%が2桁に伸びた。トップでハンドラーを探す検索能力に優れ、ハンドオフパスまで運ぶことができる。USGの割にアシストが多い。ただし、あくまでポテンシャルで、現時点ではTOVがかなり多い。

オンボールオフェンス

　オンボールではかなりロールプレイヤー的で、得点スタイルはウィングというよりビッグマンに近い。カッター出ない時はスポットアップが中心となるが、3Pには一貫性が足りていない。18%→26%→34%と着実にシュートへの取り組みが実っているが、NBAラインには苦労する可能性が高い。カレッジでロールプレイヤーなので、NBAではオフェンスの懸念がより高まる。

ディフェンスの質はかなり高い。今ドラフトクラスはビッグウィングにこの手の才能が非常に多いが、SFサイズでここまで守れるのはおそらく彼くらいだろう。去年カマラをドラフトしたブレイザーズが2年連続で同タイプのウィングを狙うとは正直考えづらいが、注目しておくべき2巡目候補だ。